術前のプランニングと術中情報の提供から、精密誘導手術がそれを実現するだろうと思います。
精密手術用機器には、ロボットタイプとナビゲータタイプがあります。
一つ目のロボットタイプには、(1)術者の動作と同じ動作をするマニピュレータ型、(2)術者に指示された軌跡どおりに動作するNC型(NumericalControl,数値制御型)、(3)術者に指示された目標を追尾しプログラムによる軌道修正ができるホーミング式自動追尾型があります。
(1)のマニピュレータ型のda Vinci(13)(lntuitiuve Surgicl, Inc)は非常に有名なシステムで、手術をする外科医はマスターアームというコントローラに座り、ロボットが患者の体内に入れたマジックハンドを使って手術をするシステムです。
プランニングの結果どおりに骨を削り、そこに人口股関節を入れるというシステムもあります。
ジョンホプキンス大学のテイラー教授らが開発したROBODOCシステム(lntegrated Surgical Systems)です。
さらに私たちが研究を進めているのは、脳腫瘍の手術などに使われるロボット技術です。