■単身で留学する場合
配偶者や家族の協力が必要であることはいうまでもない。
また子供がいる場合は誰が子供の世話をするかもきちんと家族で話し合っておく。
単身での留学は、精力的に活動できる反面、どうしても残してきた家族のことが気になるものだ。
留学する本人はつい自分のことで精一杯になってしまい、残される家族の寂しさや不安にまで十分気が回らないことがある。
留学中は家族にまめに連絡をとるようにし、近況を伝え合うようにするとよい。
Eメールは海外でも時間を問わずに簡単に連絡をとりあえる非常によい手段である。
■家族が同行する場合
家族がいる場合、とくに子育て中は、留学が困難であると思われがちである。
しかし、自分自身の学問分野ばかりではなく、現地での子供の生活を通して異国の文化に触れるチャンスが広がり、また旅行と違い生活することで見えてくる海外の習慣、行事、ものの考え方などがあり、家族連れで留学することによるメリットもある。
ただ、安全面にはいっそうの注意が必要である。
留学先を選ぶ際には、子連れでも安全な地域を選択する。
留学先で知り合った同じく留学中の女性医師は、週末は家族と小旅行を楽しみ、留学したことでもつことができた家族とのゆとりの時間を満喫していた。