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外来にくるおとなを診ていますと、生活者として自立していないおとなが結構います。

男でいえば、料理をつくれない。

料理をつくってくれる人がいないと、生活ができない。

なにも一人暮らしをすすめるわけではありませんが、自立はできないですね。

少なくとも、夜は何時に寝て、朝は何時に起きて、何時に電車にのって会社に行き、何時に食事をする。

このような生活リズムは自分で管理しなければならないでしょう。

それなのに、大学生になっても会社にはいっても、朝は親に起こしてもらう。

起こしてもらってもなかなか起きられない。

なぜなら、昨日の夜、一時、二時まで起きていたから。

テレビを見てたから。

テレビがおもしろいからといっても、明日会社があることはわかりきっています。

「知っていても、ついおもしろくって......」。

そういう青年がいるんです。

私も相手をするのがいやになってしまいます。

「勝手にしなさい」といいたくなる。

「あなたは病気じゃない。ただ、自分で生活リズムを管理しようとする気持ちがないだけじゃないか」

「いえ、やろうと思っています。だから、夜、眠れる薬をください。朝になったらぱっと起きられる薬を」。

そんなうまい薬はありません。

はじめからリズムが崩れている人には、睡眠薬をだしても効き方はよくありません。

ところがきっちりリズムはあっても、一時的に不眠になったおとなにはよく効くんです。

一時的にくすりをつかって、また生活リズムはもとにもどります。

でも、リズムがない人ほど薬を要求します。

あまり使わないのが原則ですが、出します。

すると「先生の薬は朝まで残ってだめ」なんていいます。